累計1100万部を突破し、次にくるマンガ大賞のコミックス部門(2019)、全国書店員が選んだおすすめコミック(2020)など漫画賞を続々受賞、アニメ作品も大ヒットを記録した注目作『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』(原作:福田晋一/掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊)が、永瀬莉子、野村康太のW主演で実写ドラマ化。昨日10月8日に第1話が放送され早速大きな反響を呼んでいる。本作は、クラスの人気者のコスプレ大好きギャル・喜多川海夢(永瀬莉子)と、海夢とは見た目も中身も正反対で雛人形の頭師を目指す・五条新菜(野村康太)がコスプレ衣装作りをきっかけに、距離を縮め成長していく、恋に、好きなものに全力投球のコスキュン♡ラブコメ。
昨夜の第3話では、イベントまで2週間で衣装を仕上げなければならないと焦る新菜(野村康太)をよそに、海夢(永瀬莉子)は楽しみでたまらない様子。衣装作りの参考にコスプレイヤーの画像を「超奇麗じゃない?」などと新菜に見せるが、新菜の反応は海夢の予想より薄く、不安に思った海夢は、新菜にその理由を聞く。新菜は「奇麗」という言葉が初めて雛人形を見たときに感じた特別な言葉で「心から思ったときにしか言えない。」と明かすと、海夢は「五条君がそう決めたならいいと思う。」と新菜の想いを受け入れた。
イベントが迫る中、新菜の祖父である薫(山田明郷)が腰を痛めてしまう。同時に中間テスト期間に突入してしまい、薫の世話にテスト勉強、そして衣装作りと次第に追い詰められていく新菜。頭師の練習もできない日々が続き、自分の中途半端さに落胆してしまう。心が折れかけながらも海夢の喜ぶ顔が見たい一心で気持ちを持ち直し、イベントまでになんとか衣装を作り上げようとする。追い詰められた新菜を心配し、何度も連絡する海夢だったが、衣装作りに没頭する新菜からは返信が来ず、イベント当日を迎える。
ついに衣装が完成。新菜の家を訪れた海夢は完成した衣装に驚いた。海夢は衣装作りを急いでいなかったのだ。説明不足で新菜に大変な思いをさせてしまったと涙する海夢だったが、新菜は「今日のイベント出ませんか?」と提案。新菜が「雫たん」を研究したメイクも施し、「私、雫たんになれてる…?」と海夢はコスプレ姿を披露。ついにコスプレイベントに参戦。多くのカメラマンから撮影され、大満足の海夢。イベント終わりに連日の衣装作りの疲れでうとうとする新菜は「喜多川さん、とても奇麗でした。」と寝言のように呟いた。新菜にとって特別な「奇麗」という言葉に海夢は心を動かされるのだった。
あらすじ
五条新菜(野村康太)は雛人形に心を奪われ、雛人形の顔をつくる「頭師(かしらし)」を目指して修業中の男子高校生。大好きな雛人形作りに没頭するも、好きなものが周りと合わず同世代と馴染めずにいた。ある日、手先の器用な彼の才能に気づいたクラスの人気者ギャル・喜多川海夢(永瀬莉子)から、雛人形の衣装づくりの延長で「コスプレ衣装を作ってほしい!」と依頼される。戸惑う新菜だが、海夢の熱意に動かされ、衣装制作をはじめることに。アニメやゲーム、マンガが大好きな海夢は、自分の「好き」に真っ直ぐに、全力でコスプレを楽しんでいく。そんな海夢の姿に影響され、少しずつ自身の殻を破りはじめる新菜。身も心も正反対な2人の距離は、衣装作りを通して次第に縮まっていき…!?