【SUITS OF THE YEAR 2020(スーツオブザイヤー)】 受賞者が決定!

受賞式

日本経済新聞社デジタル事業メディアビジネスユニット「NIKKEI STYLE Men’s Fashion」と世界文化社「MEN’S EX」が共催する「ビジネスや自分のフィールドで情熱を持ってチャレンジし、時代を変えていく才能や志を持つ人」を表彰するアワード「SUITS OF THE YEAR 2020(スーツオブザイヤー)」。フルバーチャルで行われた今年の授賞式の様子が、11月5日(木)19時に、公式ホームページにて公開された。

⽇本では初めてのフルバーチャルのアワードとして、煌びやかな都会の夜景をCGで演出した今回の授賞式。高度な技術と洗練された表現力でグリーンバックからリアルな情景が作り出された。このCG夜景をバックに“チャレンジをし続ける”5名の受賞者がスーツを着て登場。動画では受賞者全員が並んでいるように見えるものの、新型コロナウイルスの対策として、実際の撮影はグリーンバックで受賞者1人ずつ収録が行われた。

「ビジネス部門」では、オイシックス・ラ・大地株式会社代表取締役社長 髙島宏平日本環境設計株式会社取締役会長 岩元美智彦の二人。「イノベーション部門」では、慶應義塾大学医学部医療政策 管理学教室教授 宮田裕章。「スポーツ部門」では、プロフリークライマー 楢﨑智亜が受賞。「アート&カルチャー部門」では、女優 鈴木保奈美が、日本人女性としては初めての受賞となった。

髙島、岩元、宮田の3人には、「NIKKEI STYLE Men‘s Fashion」の松本和佳編集長から、楢﨑、鈴木の2人には、「MEN’S EX/MEN’S EX ONLINE」の平澤香苗編集長から「SUITS OF THE YEAR クリスタルトロフィー」が贈呈された。

トロフィーを授与された鈴木は「『SUITS/スーツ2』というドラマを今年1年ずっと撮影しておりまして、私にとっては“2020年=スーツ”という1年になりましたので、その1年をまさに象徴する賞をいただくことができて大変嬉しく思っております。」とコメント。平澤編集長から、普段スーツを着るときにエレガントに見えるよう心掛けることを聞かれ、「難しいですね…。究極は場数かなと思います。恐れずにどんどん着ていくうちに自分のものになっていくんじゃないかなと思います。」と笑顔で答えた。そして、来年に向けてどういったチャレンジをしていきたいか問われると、「何に対しても自分の取り組み方を更新していくというか、ドラマにしても映画にしても、どういうスタイルで、自分自身の心身の状態もどういう状態で取り組んでいったらより良いパフォーマンスができるか、というのは毎回チャレンジだと思っています。休暇の過ごし方や睡眠のとり方、食事の仕方とかも、いろいろ試していくということが自分の幅を広げることに繋がるかなと思います。」と答えた。

 5人へのトロフィーの贈呈が終わると、昨年の受賞者を代表して、元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗が登場し、「受賞者の皆さま、誠におめでとうございます。皆さんの素敵なスーツや時計を見て、僕自身も身だしなみを整えるということの大事さをあらためて感じることができました。また、皆さんは想いをもって行動されているからこそ、さらに光り輝いているんじゃないかなと思っています。僕自身も今年度はニュース番組のコメンテーターや、Bリーグ応援キャプテン、いろんなチャレンジをしていますが、そこに満足し続けることなく、この時代が見えない中で、チャレンジし続けるということを大事にしていこうとあらためて思うことができました。」と祝辞を述べた。

また、総評を担当したファッションディレクターの森岡弘は、「コロナ禍の中で、スーツを着る機会は減っていくと思います。ただ、スーツはビジネスシーンだけのものではありません。土曜日、日曜日、仕事を離れたときもスーツを着ていただきたい。ぜひ皆さん、スーツ、そして、スーツの着こなし、もっともっと楽しんでいただきたいと思います」と述べた。

「MEN’S EX」の表紙を務め、第1回から参加している、俳優の前川泰之も登場し「今年の受賞者の皆さんも、このコロナ禍という私たちのライフスタイル、そして仕事のあり方自体も大きく変わってしまうような転換期の中で、果敢にチャレンジ、攻めの姿勢を貫いて大きな成果を得た皆さんだったんじゃないかなという印象を受けました。受賞者の皆さんの凛としたスーツ姿、そしてコメントからたくさんの刺激を私も受けましたし、これからも皆さんのように頑張っていかなきゃなと感じました」とコメント。

最後は、司会を務めた宇賀なつみアナウンサーが、「東京のきらびやかな夜景に、スーツを纏いチャレンジをし続ける受賞者の皆さんのシルエットが重なり、クールに眩しく映りました。やはりスーツは素敵な装いだと感じていただけたと思います。来年2021年は、皆さんと同じ空間でお会いできたらと思います。」と述べ、初のバーチャルアワードを締めくくった。

※髙島宏平の「髙」は「はしごだか」

※楢﨑智亜の「楢」は正しくは「八」の部分が「ソ」、「﨑」は「たつざき」

≪SUITS OF THE YEAR 2020 受賞者≫

【ビジネス部門】

企業価値の向上や経営革新、新商品やサービスの開発などで顕著な功績を挙げた人物に贈呈。

■オイシックス・ラ・大地 株式会社 代表取締役社長 髙島宏平(たかしまこうへい)


【受賞理由】安心・安全な食材を届け、食品宅配のリーダー的存在であるオイシックス・ラ・大地。女性の社会進出  などの働き方の多様化を背景に、簡単に作れるミールキットや有機野菜をそろえ、家族でおいしい食を囲む楽しさを提案して、健康を支えてきた。新型コロナウイルスによるステイホームで、需要はさらに伸びている。一方で、医療従事者を「食」で応援するプロジェクトや、シェフと組んだコラボ商品の販売に乗り出し、食品宅配サービスを通じたサポート活動にも力を入れている。

【着用スーツ】BEAMS F 【着用時計】Grand Seiko ヘリテージコレクション「SBGA201」

【コメント】 ありがとうございます。普段は数字で評価される仕事をしていますので、自分の着るもので評価いただいたことは、非常に驚きもありためらいもありますが、ビジネス部門ということなので、オイシックス・ラ・大地という会社のチームの仕事をご評価いただいてという面も多いにあると思っていますので、チームのメンバーとともに喜びたいと思います。

■日本環境設計株式会社 取締役会長 岩元美智彦(いわもとみちひこ)


【受賞理由】国内最大のネットワークで古着を回収し、再生繊維にして新たな服を生み出すリサイクルプロジェクトを展開。独自の再生技術は海外でも高く評価されている。このほどフランス企業と連携し、使用済みPETのリサイクルにおける技術開発のグローバル展開をスタートさせた。リサイクルを自分事としてとらえてもらいたいと、古着から作った燃料で飛行機を飛ばすといった楽しいイベントに子どもたちを参加させて、リサイクルを身近なものとして考えてもらう取り組みを続けている。

【着用スーツ】AZABU TAILOR 【着用時計】Grand Seiko ヘリテージコレクション「SBGH277」

【コメント】今回はこういう素晴らしい賞、本当にありがとうございます。1番びっくりしているのは、家族、特に娘ですね。「パパこんなこと本当なの!?」と最初は全然信じてもらえませんでした。弊社は、リサイクル事業をメインとしています。その中でも繊維のリサイクルに特に力を入れています。繊維のリサイクルは国内外全然進んでおりません。弊社の技術を持って、国内外に繊維を中心とした循環型社会を構築していきたいなと思っております。

【イノベーション部門】

新しい技術やアイデアで、社会に新しい変化をもたらそうと取り組んでいる人物に贈呈。

■慶應義塾大学 医学部 医療政策・管理学教室 教授 宮田裕章(みやたひろあき)


【受賞理由】データサイエンスを専門として、医療分野でのビッグデータ活用をいち早く唱え、新型コロナウイルスでは厚生労働省と連携しながら、通信アプリのLINEを使った全国調査に乗り出した。一人ひとりのデータを、人々の信頼を得ながら、どう医療に生かしていくかを問いかけている。そして、様々なビジネスの分野で、膨大なデータを活用して社会変革に取り組んでいる。データは人々の暮らしを幸せにする。が宮田様の信条。

【着用スーツ】PAUL SMITH COLLECTION×SCABAL

【着用時計】Grand Seiko エレガンスコレクション「SBGA407」

【コメント】この度は素晴らしい賞をいただきありがとうございました。「SUITS OF THE YEAR」ということで、スーツというドレスコードを考えた時に、スーツってあらためて世界中の人たちが身を引き締めながら仕事に向かい合う、あるいはエレガントな空気を纏う、そういった時に1番人々を結ぶことが出来るドレスコードだなと感じています。その中でも、これからの時代、変化の時代の中で、個性を磨いて発揮していかなければいけないというこの時代の中で、スーツの着方もそれぞれのその人らしさを出していければなと考えて、今日はこのスーツを選ばせていただきました。

【スポーツ部門】

チャレンジ精神、フェアプレー精神で結果を残し、世界中から賞賛されている人物に贈呈。

プロフリークライマー 楢﨑智亜(ならさきともあ)


【受賞理由】2016年日本人初の世界選手権優勝、2017年W杯でボルダリング、リードの複合種目での総合優勝、2019年にはW杯ボルダリング年間総合優勝と世界選手権優勝と快進撃を続け、東京2020オリンピック・パラリンピックにて初採用となるスポーツクライミングの日本代表に内定された。世界をリードし、日本に勇気を与え、オリンピックというスポーツクライミングにとっての新しい舞台に向けてチャレンジに期待を込めた。

【着用スーツ】SHIPS 【着用時計】Grand Seiko スポーツコレクション「SBGN003」

【コメント】今回スーツをコンセプトにしたこのような賞を受賞することができ、男としてとても誇りに思います。また今回の受賞を通して、僕やクライミングをもっと広めていけたらいいなと思います。

【アート&カルチャー部門】

芸術・文化・エンターテインメントを通じて世の中に感動を与えた人物に贈呈。

女優 鈴木保奈美(すずきほなみ)


【受賞理由】今年放送されたドラマ「SUITS/スーツ2」では、ビジネススーツを纏い戦う男性陣のなかで、エレガントで強く、華麗に立ち回る女性、幸村チカ役を好演した。スーツやジャケットも魅力的に着こなし、ビジネスエグゼクティブの新しい人物像、新しい魅力を、役柄を通して届けた姿は、まさにスーツに秘められたエンターテインメント性を表している。

【着用スーツ】VITALE BARBERIS CANONICO×日本橋三越本店

【着用時計】Grand Seiko エレガンスコレクション「STGF349」

【コメント】この度は「SUITS OF THE YEAR 2020」をお送りいただきありがとうございます。大変光栄です。「SUITS/スーツ2」というドラマを今年1年ずっと撮影しておりまして、私にとっては「2020=スーツ」という1年になりましたので、その1年をまさに象徴する賞をいただくことができて大変嬉しく思っております。今日着ているスーツは、ダブルブレステットという男性らしいデザインなのですが、極力、中の芯を薄くしていただいて、生地も大変しなやかなものにしていただいて、肩のラインですとか、とても着心地の良いカーディガンのように、いつまでも着ていられるスーツにしていただきました。長く着られるとても素敵なお洋服だと思います。

NIKKEI STYLE Menʼs Fashion

日本経済新聞社と日経BP社が共同運営する「NIKKEI STYLE」は、新聞・雑誌の編集ノウハウを結集した、ライフスタイル専門サイトです。そのなかで、「Men’s Fashion」チャンネルは〝ファッションが変われば、ビジネスも変わる〟がテーマ。ビジネスパーソンのためのオンオフの装いから時計、著名人の装いの美学まで、幅広いコンテンツを提供している。

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ミドルエイジのシックで上質なファッションを中⼼に、クルマ・時計・インテリア・旅・⾷など、こだわりのライフスタイルを全⽅位で追及、ビジネスパーソンの“Wants”に答える男性総合誌。「知的ないい男」を演出するテクニックが満載。