JR東日本が50歳以上の方に対してサービスを展開している「大人の休日倶楽部」。新メインキャストの発表会が3月12日、東京ステーションホテルで行われ、竹野内 豊が登壇した。
今回、メインキャストに決まった竹野内は、心境について問われると「吉永さんが長年つくり続けてきた名誉あるコマーシャルを引き継がせていただくという形で、本当に嬉しく思っています」とコメント。完成したCMについて「何も決めず自然のなかでゆったりと大切な人と過ごす時間というのは身も心も豊かになれる時間なのではないかなと感じました」と語った。
今回のCMの舞台は福島県。竹野内は「福島はゆっくり観光をしたことがなかった」と話し、福島出身の友人から「自然豊かで本当に綺麗だから、都会の生活に疲れたら行ってみると良いよ」と言われていたと明かし「実際に行ってみると撮影を忘れてプライベートで来たような感覚になってしまうくらい景色が美しくて。とても満喫することができました」と笑顔を見せた。撮影について問われると、「大人の休日倶楽部のシリーズが始まった当初から吉永さんとコマーシャルを作って来られてきたスタッフが多くて、そのようなスタッフと出会えたことが感慨深い気持ちになりました」と語った。

イベントの中盤で、吉永小百合からビデオメッセージが流れる一幕があり、竹野内は「改めて吉永さんから直々に”竹野内さん”っておっしゃっていただけて背筋がグッと伸びる気持ちになりました」と身が引き締まる様子で、「特別な使命を帯びるような感覚で、身に余る光栄です」と最敬礼。竹野内は「長年にわたって大切に作りあげてきたコマーシャルをしっかりと受け継いで、私自身もこの大人の休日倶楽部をスタッフのみなさんと旅を楽しみながら素敵なコマーシャルを作っていけたらと思っています」と語った。
本イベントにちなんで、これから行きたい場所について問われると、竹野内は「撮影で日本各地には行きましたけど、ホテルと撮影現場の往復だけで。それでは行った内に入らない。だからもう一度、撮影ではなくプライベートでそういった場所に訪れて新たな発見ができたらいいなと思っています」とコメントした。

新たなシリーズ広告のねらい
『大人はみんな、旅の途中。』をキャッチコピーに、シリーズ広告を展開。
「大人の休日倶楽部」は、50歳以上の方の旅と暮らしを応援する会員向けサービスのため新たな広告は入会が可能となる50代を意識して制作された。20年前と比較して、現在の50代を取り巻く環境や生活スタイルは大きく変化している。当たり前にスマホを使いこなし、心も体も若々しい大人が多い反面、老後の生活にも不安を感じ始め、多様ではありつつ、不安定さもある時代を生きている。新シリーズ広告『大人はみんな、旅の途中。』では、さまざまな旅のカタチを通じて、自分に合った大人像を探す主人公を描く。また、これまで吉永小百合の『大人になったら、したいこと。』シリーズで描いてきた上質で知的な旅の印象を継続することも大切にしている。
竹野内 豊
昭和46年 東京生まれ。平成6年、俳優デビュー。以降、数多くのテレビドラマ・映画に出演。平成14年、映画『冷静と情熱のあいだ』で日本アカデミー賞 優秀主演男優賞を受賞。令和4年、京都国際映画祭で三船敏郎賞を受賞。
【写真・文/蔭山勝也】